リリーフランキーの東京タワー
リリーフランキーの東京タワー映画化実現

写真集 東京タワーが建ったころ―50年前の私たち

http://images.amazon.com/images/P/480740525X.01._SCMZZZZZZZ_.jpg 人気ランキング : 35706位
定価 : ¥ 2,520
販売元 : 第三書館
発売日 : 2005-10
発送可能時期:通常2〜3日以内に発送
価格: ¥ 2,520
終戦から10年足らずとは思えない、思いっきりの笑顔

  この写真集は芝・増上寺から見上げる建造途中の東京タワーのカットで始まり、同様のカットで終わる。そう、「ALWAYS 三丁目の夕日」でもシンボリックに使われている、まだ大展望台すら乗っかっていない、あの東京タワーの図である。昭和33年に竣工した333mの電波塔はまさに昭和30年代の象徴的な建物だ。僕が小学校時代を過ごした昭和40年代になると、子供たちの関心は、霞ヶ関ビル(昭和43年)、世界貿易センタービル(昭和45年)といった超高層ビルに移っていったのだけど...
 この写真集は、昭和20年代後半から東京タワーが出来る昭和30年代前半までの、いわゆる東京の“戦後”の風景、風俗を描いている。佃の渡しや川のある銀座の情景、開閉する勝鬨橋、行き交う都電と今は跡形もない建物で構成される渋谷駅頭の風景などを見ると、50年の時の流れを実感する。しかし、それ以上に目を引くのは、人々のたくましい、存在感のある顔、顔、顔である。終戦から10年足らずとは思えない、思いっきりの笑顔がそこにはある。駅頭で大道芸に見入る人々の顔は、大人も子供も、皆一様に笑いと驚きの表情を見せる。どうしてこんな笑顔が出来るんだろうって、今の僕は思ってしまう。今時、こんなにすべての人がひとつの事に関心を向け、喜びや驚きを共有することなんて、まず無い。良し悪しは別として、この、戦後10年のがむしゃらさ、たくましさが、その後50年の日本を築いていったのだろうし、そうした人々の表情を捉えたこの写真集はとても貴重なものの様に思える。
 ノスタルジーとして読んでしまってはいけない、この風景や表情は今に確実につながっているはずだから...そうしたことを考えさせる写真集だ。

このページのトップに戻る
『東京タワー』はAmazon.co.jpのウェブサービスによって実現されています。
Copyright 2005 東京タワー All rights reserved.