東京タワー
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流れるような恋の雰囲気 |
江國ワールドの期待を裏切らない全編を流れる音楽のような雰囲気が、
不倫、20歳年下の男の子と人妻の恋愛、といった、マイナス要素を少しも感じさせず、それどころか、この世で一番純粋な愛の形ではないのか、と錯覚さえしてしまう。二十歳の男の子が読んでどう思うか想像もつかないが、主人公の女性と年の違わない私が読むと、以外にリアルで、もしかして自分もこんな恋に落ちるかも、と思わせてくれるのが、作者の技術なのだろう。けれども、きっと作者もこのような恋を、したことがあるか、これからしたいと思っているのか、そのいずれかであろう、と思えるから、この小説が嘘っぽいとはちっとも思えないのだ。これもまた江國マジックだろうが、そのマジックに流されると、とてもさわやかな読後感が残った。
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映画も楽しみ |
発売当時に読んだのですが、映画化の話を聞き読み返してみました。
読み返した時には映画のキャストがわかっていたので
登場人物に当てはめて読んでみると、1度目とは違う話のように読めました。
透と耕二、2人別々の恋愛観を上手くまとめられた本です。
彼女の本を読み慣れていない友人が「消化不良」と言っていましたが
彼女らしい美しい作品になっていると思います。
原作が美しいだけに、映画でどのような映像が残されるのかが楽しみです。
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うーん、、、 |
江國さんの作品、作風には
詳しくないので逆になんの固定観念も持たずに読み始めました。
主人公の青年(少年?)二人の対比、
彼らの不倫相手の対比、
うまくまとまっているなぁ、とは思いますが
読者を惹きつける魅力、に欠けている気がします。
文章力もあり感情表現もうまくて
綺麗な文体だなぁ、、でも逆にそれだけ。
もう少し起承転結というか
読んだ私たちに答えが欲しい。
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忘れかけていた事を思い出しました。 |
「恋はするものではなく落ちるものだ」
透と耕二を見ていると本当にそう思えます。
この本を読むと恋は頭で考えるものではないと。
「恋とはこういうものだった」と、この本で思い出されたような気がした。
恋に疲れた人、恋というものを忘れてしまった人、
また、学生の時、年上に興味があった人にお薦めの本です。
(ちなみに私は忘れてた人です。(笑))
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ある意味リアルではあるけど。 |
映画を観て原作を読んだのであまりの違いにびっくりして読み終わったときに同じ作品とは思えませんでした。ただ年上の女性と年下の男、就職活動という部分が原作では強調されていてそれによって両者の年齢による気持ちの温度差がより明確になっていたし、性格、気質の異なる純粋な透と割り切っている耕治、落ち着いた詩史と気丈の激しい喜美子の対比でよくまとまっていたと思います。話の展開も空気すら感じられるほど巧く、映画の展開と重ねると楽しみだったんですけど・・・これで終わり??っていう可も無く不可もなく終わってしまったので物足りないというか少し変化が欲しかったというのが正直なところでした。



